産卵を時に誘発させる水換え方法は存在する。

それは、ウチダ師匠の言うところの「故郷に帰った気分にさせる」というテクニックです。
アマゾンのお魚が卵を産むのは、雨期!しかも雨期のはじめ!だそうです。と、言うことは、人工的に雨期のはじめを再現してやれば、生み出すんじゃないかと考えたのがこの技。雑居水槽に入れっぱなしの2年間は一切産卵行動を見せなかったゴッセイを、一発で産卵させた秘技(ただし、シーズンはじめの一回目の産卵しか効かない・・・)をココに公開。

  1. まず、いかにも産みそうなのを、デキた水槽で飼い始める。
  2. なるべく水換えをしない。(少しずつ川の水位が下がり、水が汚れていくイメージ)本来、3日に1回1/2換水をしているところを週1回の1/4換水程度に減らしての飼育。
  3. 2.を一月くらい続ける。
  4. 大潮(満月の方が良い)の5日前くらいに、ドカッと水換えをします。練れた水を用意できていれば、ほぼ全換水でもOK。換水後水温が2〜3度下がるくらいでいい。
  5. これで、2日以内に産卵しなかったら、さらにもう一度半分換水。

これで、満月前後に(ゴッセイとアドルフォイを)産ませることができました。この良い水の状況を続けると、一腹分全部産むまで一週間毎に産むようです。ダメだった場合、また1.から繰り返すんですが、このときはストッキングに入れたピートモスを吊してやるとより効果的(師匠談)のようです。うちのステルバイの場合は、ピートモスを取り出したら産み始めました。続かなかったですけど・・・。ようは水質に変化を付ける、ということだと思います。

一度一腹産んじゃうと、次は腹に卵が貯まるまで、良い環境でじっくり時間をかけてやるしか無いッスね。うまくいけば、シーズン中に更に一腹二腹くらい産んでくれるみたいです。うちのゴッセイもまた腹が、ボコッて出てきたので、もう一回1.からトライしてみようかと思っています。

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