飼育方針(ウチダ式水替え法信者への道)
私、ミツザキが師と仰ぐウチダ熱帯魚の”ウチダ師匠”(通称ウチダのオッちゃん)より、一子相伝でもなければ秘伝でもない、コリドラス飼育における水替えの方法をここに公開!!
これは、オッちゃんのところに行けば、いつでも実演してくれるので、常連のみなさんはよく知られている方法ですが、これだけで簡単に飼育可能だし、十分繁殖に持ち込める安くて簡単便利な飼育方法です。ただし、ズボラな人や毎日自宅に帰れない人には向いていませんので、私の稚拙な文章を読むのは止めた方が良いです。
なお、こんな飼い方をして失敗したからって、当方は一切責任を負いませんのであしからず。
お道具編
大きくなるロングノーズ系意外のコリを、10匹程度飼育するためのお道具。
水槽のセッティング編
基本的には、4月9日発売のアクアライフ誌の通りに設置してもらえばいいのですが、濾過装置が若干違います。
中綿を取った水作エイトにチューブを付け、水槽の底どちらか端に置きます。
こんな風に。
そして、その水作をきれいに洗った大磯で埋めてしまう。10kgの大磯で、だいたい水作が埋まる程度になります。
こんな風で良いんです。あとはヒーターを設置して、水張ってから麦飯石溶液(ウチダのオッちゃんは使いませんが、濾過状態の目安になるので、初めて立ち上げるときには便利です。)を規定量入れます。これでいっきに水が白く濁りますが、エアーを丸1日回せば、だいたい透明になります。こうなってしまえば魚を入れても大丈夫。ただし、すぐに魚を入れた場合は、一週間の間は、毎日水替えをしなければなりません。水替え方法は後ほど。
これで、大磯砂全体が濾過装置の役割をします。ですから、同じ重量で表面積の広くなる7厘がベターなのです。エアーリフトの作用でジャリの中を通った水が水作のノズルから出ていく仕組みです。水作の変わりに、他のエアーリフト式の濾過装置を埋めてもOKです。
関東以南の平野部なら、カメヒータ一つで、冬場でも22〜23度が維持できます。ヒーター容量と麦飯石溶液使うかどうかを別にして、多くの熱帯魚ショップの水槽はこんな風にセットされています。
水替え編
必要なお道具
水替え手順
1.バケツに水を用意します。バケツの容量は、水槽の容量の半分程度必要になります。45cm水槽で、約20リットルです。私は釣り道具店で購入した蓋付の20リットルバケツを使っています。
そこにエアーリフト式の濾過装置をセットしエアーを回します。エアーリフト式を使うのは、水道水のカルキを抜くためで、さらに濾過装置を使うことにより若干でもバクテリアが発生してくれればって言うところです。
できれば、この状態で2日ほどおけるとイイです。バケツに水を汲み置きにするだけでも、1日も有ればカルキは抜けます。エアーストーンで泡を出してやれば、数時間でカルキは飛んでしまいます。人間が飲める水ですから、あまり過敏になる必要はありません。
2.さて、水槽の水温と、換える水の水温が大きく違うと、さすがに魚達がびっくりしますから、水替えをする数時間前(ヒーターサイズにも依りますが、最低でも1時間前くらいには)ヒーターを放り込みます。
この作業が必要なのは、私の所では12月から2月いっぱいくらいです。水を換えて水温が2〜3度変わるくらいなら、さして問題はありません。産卵を促すときには、わざとちょっと水温を下げるように冷たい水を使うこともあります。
3.水槽の水を抜きます。色々なジャリ掃除グッズが出ていますので、それをご利用下さい。
ただし、ジャリを使って濾過をしていますので、お掃除のしすぎもあまりよくありません。で、私は3日置きに水替えをし、2週間に1回ジャリ掃除をします。その時、わざとどこか掃除し忘れてやるくらいで構わないと思います。
で、水を換える分、水槽の半分水を抜いちゃいます。
汲み置きの水をもっと用意できるので有れば、ハッキリ言ってコリドラスの背中が出ちゃうくらいまで水を抜いても構いません。ウチダの師匠は、いつも8割換水です。師匠曰く「毎日この換水ができるなら、濾過装置なんていらない!」だそうです。私もそうしたいんですが、あいにく溜水を置くスペースが無くって・・・
4.細めのホースを使い、サイホンの要領で入れ替えます。このとき、水の出口をジャリに直接当てるのではなく、水槽のガラス面に当てるようにしてやるとなおイイでしょう。
ね、簡単ですね。でも、忘れてはいけないのは、これを3日置きにやるって事。これが難しいんだ。
これで、私が知ってるだけでも師匠はオイヤポ・ゴッセイ・アドルフォイ・イミテーター・ナイスニー・フォーレリ他、いろんなのを繁殖に成功させている。私も同じスタイルで成功をしているし、元気に飼ってられる。餌の食いも良いし、成長も早い。コリドラス飼育なんて簡単だよね。
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